調子が悪いとき、「動物病院に行った方がいいのか?」
それとも「様子を見ていてもいいのか?」と悩まれたことはありませんか?※症状によっては、すぐに病院に行った方がよい場合があります。
ご自身で判断するのが難しい場合は、迷わずご来院ください。
嘔吐
・一回だけ吐いた |
▷その後ご飯を食べても吐かなければ様子を見てもいいでしょう。 |
---|---|
・一日に何度も吐いている ・何日も続けて吐いている ・食欲がない |
▷当日中に病院へ! |
考えられる病気
- 犬:胃腸炎、膵炎、腸閉塞(異物誤食)、中毒、肝機能障害、腎機能障害、食物アレルギー など
- 猫:胃腸炎、腸閉塞(異物誤食)、毛球症、肝機能障害、腎機能障害、甲状腺機能亢進症 など
下痢・血便
・一回だけ軟便だった |
▷水だけ与えて1食抜いて胃腸を休憩させる。 |
---|---|
・一回だけ血便だった |
▷便を持参して病院へ! ※ビニール袋・プラスチック容器に入れて持ってきてください。 |
・二日以上軟便が続く ・下痢や血便をしている ・食欲がない |
考えられる病気
- 犬:胃腸炎、膵炎、食事性、腫瘍、感染症(細菌性・ウイルス性・寄生虫性)など
- 猫:胃腸炎、食事性、甲状腺機能亢進症、腫瘍、感染症(細菌性・ウイルス性・寄生虫性)など
おしっこ・うんち
・一日以上もおしっこが出ない ・三日以上もうんちが出ない |
▷すぐに病院へ! |
---|---|
・おしっこをするときに痛そうに ・食欲がない |
考えられる病気
- 犬・猫の排尿困難:膀胱炎、尿路結石、腎機能障害、前立腺トラブル、腫瘍 など
- 犬・猫の便秘:腸閉塞(異物誤食)、巨大結腸症、食事性(線維不足)、会陰ヘルニア、腫瘍 など
水をたくさん飲む
・一、二回程度、水をたくさん飲む |
▷気温・室温が高かったり、運動後は飲水量が増えることがありますので、様子を見てもいいでしょう。 |
---|---|
・二日以上水をたくさん飲む ・食欲がない |
▷すぐに病院へ! |
考えられる病気
- 犬・猫:腎臓病、糖尿病、副腎皮質機能亢進症、子宮蓄膿症、甲状腺機能亢進症 など
耳・皮膚
・耳・からだをニ、三回程度かいている |
▷体がかゆい原因はさまざまです。 |
---|---|
・ニ日以上、耳・からだの同じ箇所をかき続けている |
▷すぐに病院へ! ※ひどくかく場合は服などを着させて来院してください。 |
・耳が汚れている |
▷早めに病院へ |
考えられる病気
- 犬:アレルギー、膿皮症、毛包虫症、マラセチア感染症、ノミ・マダニ・ヒゼンダニの寄生 など
- 猫:アレルギー、膿皮症、ノミ・マダニ・ヒゼンダニの寄生、皮膚糸状菌症 など
神経・整形外科
・足を引きずって歩いている |
▷半日様子を見ても、変わらなければ来院してください。 |
---|---|
・歩けない ・足を触ると痛がる |
▷すぐに病院へ!触らずにタオルで包み、病院へお電話ください。 |
考えられる病気
- 犬・猫:関節炎、靭帯損傷(前十字靭帯断裂など)、骨折、脱臼、椎間板ヘルニア など
その他
・元気がない |
▷一日以上続くようなら病院へ。ぐったりしていたら病院へすぐお電話ください。 |
---|---|
・食欲がない |
▷一日以上続くようなら病院へ。 |
・呼吸が速くて、苦しそう ・呼吸の音がおかしい気がする ・舌が白い ・何度も咳をしている |
▷すぐ電話して病院へ! |
・痙攣(けいれん)している |
▷すぐ電話して病院へ! |
考えられる病気
- 呼吸困難の場合:
肺水腫、肺炎、気管支炎、気管虚脱、短頭種気道症候群 など - 痙攣(けいれん)の場合:
脳疾患(てんかん、脳炎、脳梗塞、脳腫瘍、ウイルス感染など)、腎不全(尿毒症)、肝不全、中毒、
低血糖 など